2009-01-01から1年間の記事一覧

力学に関するメモ: 仮想仕事の原理、ダランベールの原理

ひさしぶりに力学の本を読んでいる。その影響で、仮想仕事の原理とダランベールの原理周辺についてメモを書く気になった。 拘束条件(拘束力)のある系をうまく扱うにはどうすればいいだろう、というのがポイントのひとつ。

書くかもしれないことのリスト

というよりも、ずいぶん昔に書こうと思ったことの断片。

Garden of Lost Happiness

ずっと先延ばしにしてきたことを終わらせた。

『琥珀色の遺言』に使われていたジュール・マスネの曲

(2009-12-10追記 『琥珀色の遺言』で使われているマスネの曲が何かについてもっと詳しく書かれているものがあった。 ミームの片隅 琥珀色の遺言 また、あとから見つけた動画も追加しておいた。ちゃんと調べていなかった) 『琥珀色の遺言』で使われていた曲が…

オブジェクト指向の一側面: メッセージ送信と動的結合

オブジェクト指向という言葉は、使う人によって(あるいはどの点を重視して話すかによって)意味する内容が相当違ってくるので無用な混乱をまねきがち。その上「これこそがオブジェクト指向の本質だ」とか言い出すと、さらに余計な混乱を呼んだりする。 ここで…

高瀬正仁『無限解析のはじまり』

高校の数学の問題に対数が出てくるときは、と変数部分にやたらと絶対値の記号がついていた印象がある。負の数についての対数の値を定義していないことへの対処だろうけど、それなら「xが負のときは」と最初から定義しておけばいいのに、と当時思った。 (一応…

素数に関するいくつかのこと

1と素数 もちろん1は素数ではない。でも1が素数でないということは、素数の定義から自然に導かれるという感じでもない。1が素数では都合が悪いから、それに合わせて素数の定義の方を決めたように見える。 例えば次のセリフ。

『それでも町は廻っている』の13話14話のサブタイトルが「それでも町は廻っている」なのは何故か

石黒正数『それでも町は廻っている』の2巻を読んだとき、どうして13話14話のサブタイトルが「それでも町は廻っている」なのかと不思議に感じた。 第2巻に収録されている話は次のとおり。

法月綸太郎『生首に聞いてみろ』と「複雑な殺人芸術」

豊崎由美の書評は内容の妥当性と関係なく読むとたいてい不快な気分になる。そういう芸風なのかもしれないけど合わない。とくに、法月綸太郎『生首に聞いてみろ』に対するほとんど同じような内容の書評を続けて三つぐらい見たときは、すごく嫌な気持ちになっ…

法月綸太郎『密閉教室』に出ていた英文

ふと、法月綸太郎の『密閉教室』の中で主人公が割と唐突に引用する英文がどういう意味なのか未だにわからないままだったことを思い出した。 「111 卑しい街を」の最後のところ。 例の文句を思い出して、引き下がるつもりなどないことを証明してみろ。 「バッ…

谷川流『学校を出よう!』5巻・6巻への竹本健治『ウロボロスの偽書』の影響など

学校を出よう!〈5〉NOT DEAD OR NOT ALIVE (電撃文庫)作者: 谷川流,蒼魚真青出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2004/09/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (88件) を見る学校を出よう! (6) VAMPIRE SYNDROME 電撃文庫 (…

ウラジーミル・ナボコフ『青白い炎』についてのメモ: レムニスケートのこと

レムニスケートなんて一般的に知られているような単語ではないけれど、ナボコフの『青白い炎』に登場する。ただ翻訳では「レムニスケート」とは出てこない上にその部分の意味がわからなくなっているので、そのことのメモ。

Paradise Lost

Paradise Lost 英語青年 2008年 12月号 [雑誌]

GaucheでSMTPクライアントを書いてみる(2) STARTTLS、AUTH

すっかり忘れていたGaucheでSMTPクライアントを書いてみる(1)の続き。

同じ単語が重なる英文三題

He is the only only child in the class. He breathed his last last night. There will be no no show charge. それぞれ何かの本に載っていたもののはずだけど、何て本だったか記録をしてない。 機械翻訳にかけてみたら三つとも訳せた。

浮動小数点数の2進10進変換のこと

浮動小数点数のわかりにくさの一因 浮動小数点数は難しいし何だか怪しげな感じがする。たぶん主な理由は 数値計算の難しさ 浮動小数点数演算の難しさ だと思う。でもこれらとは別に、 浮動小数点数を使う場合、ほぼ常に2進10進変換が介入している という理由…

計算機イプシロンのこと

浮動小数点数について等しいかどうかを調べる場合、普通に等値比較をおこなうのではなく、計算機イプシロンepsを使って「|x - y| / |x| < eps」とか「|x - y| / max(|x|, |y|) < eps」としなさい、という話を聞いたり読んだりしたことがある。でも何かおかし…

ゲーム音楽についてのメモ

岡田暁生『音楽の聴き方』を読んでいて、ゲーム音楽は他の音楽とどのくらい違う(違わない)のだろうと少し思った。 そして私自身が音楽を聴くときの目安にしているのは何かといえば、それは最終的にただ一つ、「音楽を細切れにすることへのためらいの気持ちが…

OpenSSLライブラリを使ってプログラミング(3) 証明書・検証

OpenSSLライブラリを使ってプログラミング(1) OpenSSLライブラリを使ってプログラミング(2) 証明書・検証についての予備知識 の続き

OpenSSLライブラリを使ってプログラミング(2) 証明書・検証についての予備知識

OpenSSLライブラリを使ってプログラミング(1)の続き。 証明書と検証に関することで、特にOpenSSL固有というわけではない一般的なことをまとめておく。付け焼き刃の知識だけど。 証明書(公開鍵証明書)とは 公開鍵と公開鍵に関する色々な情報が載っていてそれ…

高木貞治と数学基礎論

田中一之「ゲーデル・4つの謎」という文章に次のようにある。

OpenSSLライブラリを使ってプログラミング(1)

にわか知識 SSL……Secure Socket Layer。SSLv2はセキュリティ上の欠陥が複数見つかっているので使うべきではない。現在使われているのはSSLv3(SSL3.0)。 TLS……Transport Layer Security。IETFが標準化した規格。SSLという名前は意図的に避けたみたい。SSLとの…

c-wrapperを使う

c-wrapperを使うと、C言語で書かれたライブラリ関数をGaucheから直接呼び出すことができる。 http://homepage.mac.com/naoki.koguro/prog/c-wrapper/index-j.html ということなので使ってみる。マニュアルは、配布されているアーカイブファイルに一緒に入っ…

GaucheでSMTPクライアントを書いてみる(1)

ネットワークプログラムをまともに書いたこともなければ知識もないので、SMTPを題材にしてプログラムを書いてみる。

『セラフィムコール』の数学ネタ

第7話と第12話(最終話)から。 第七話 という逆説

WEBrickを使うためのメモ

WEBrickは、HTTPサーバを簡単に作ることができるライブラリらしい。 しかし「じゃあ簡単に作ってみよう」と思ってRubyのマニュアルのWEBrickの部分を見ても、まったく要領を得ないので、使うためのメモを書いておく。

予定

再帰(縮小再生産)を繰り返したり繰り返さなかったりする日々のメモなど。